ideco(確定申告拠出年金)はどんな運用にしていますか?
- よく分からないから全額預金にしている
- 資産運用したいがよく分からない
- 色々調べるのが面倒でできていない
- 運用割合は適当にしている
こんな人向けに、お手軽な運用方法を紹介したいと思います。
手間がかからない割にベターな結果が望める手法です。
預金+株式のハーフ&ハーフを推奨
私が推奨するのは、預金と株式を50%ずつとした資産配分です。
「単にリスクを半分にしてるだけじゃないか」と思いましたか?
このグラフだけを見ると、そう感じるのは無理もありません。
この手法のミソとなるのは、時々資産配分をハーフ&ハーフに調整するところなのです。
株式資産は価値が上がったり下がったりします。
株式の価値が上がると、株式の割合が50%以上となるので株式の一部を売って預金に換えます。
反対に株式の価値が下がったら、預金を減らして株式を増やします。
こうする事で、株式を高い時に売り、株式の安い時に買う事が機械的にできる訳です。
ドルコスト平均法と同じような考え方です。
この方法をオススメするのは、以下の3つ理由からです。
理由①リバランスが機械的にできる
時々行うリバランスですが、これから株高になりそうなどと考えると、余計な事をしがちです。
資産運用では、こういった主観的な判断でリターンが削られる事がよくあります。
シンプルにハーフ&ハーフにすると決めておけば、余計な事をするのを防ぐ事が出来ます。
また、リバランスの手間も減らせます。
4分割ポートフォリオなどにすると、金額計算するだけでも手間取ります。
大金を掛けた資産運用ならまだしも、数十万円程度の運用だと時給換算でマイナスになります。
なので、計算のしやすさからもハーフ&ハーフをオススメします。
理由②リバランスで景気循環を利用できる
景気は良い時期(好況期)と悪い時期(不況期)が交互にやってくるものです。
そのため、ハーフ&ハーフでリバランスを行なっていくと、好況期では株式を減らして預金を増やすため、不況期でのダメージが少なくなります。
そして、不況期では反対に預金を減らして株式を増やすため、好況期でのリターンが大きくなります。
また、株式のみのポートフォリオの場合、いくらドルコスト平均法で取得単価を下げたとしても、不況期で運用が終わるとトータルがマイナスになる可能性があります。
それに対し、リバランスを行なっていく手法ならば好況期での売却により、預金ウェイトが高くなります。
そのため、株式のみでのポートフォリオと比べ、不況期で運用が終了してもリターンがプラスとなる可能性が高くなります。
理由③シンプルだから景気が分かりやすい
運用資産を確認する時、預金が多くなったか株式が多くなったかで今の景気が良いのか悪いのかを肌感覚で知る事ができます。
運用に直接影響はしませんが、今の経済状況はどうなのかを考えるヒントになると思います。
なので、少しは経済の事を知りたいなという人にもオススメです。
株式は海外株式を推奨
国内株式のみ購入すると、日本という1カ国のみへの集中投資になります。
結果、リスクが高まります。
分散投資をしたい方は、外国株で先進国や全世界に分散投資できる商品を選びましょう。
世界分散投資について知りたい方はこちらの記事をご覧下さい。
預金は債権でも良い
預金は債権でも構いません。
とはいえ、債権は色々な種類がある上、新興国の債権は情勢が読みづらいです。
米国債権程度ならシンプルで良いのですが、先進国や新興国まで含むと事情が分かりません。
預金は債権でも構いませんが、国内債権ぐらいが手頃ではないでしょうか。
ちなみに私は預金にしています。